プロジェクト管理ツール「A-Sign」の操作概要
A-Signには、お客様の用途に応じて多様な操作手順があります。
ここでは、2つの一般的な操作手順についてご紹介します。
(1)月次原価比例法による進行基準
フェーズの全リソースが外注の場合などBAC=AC合計とEV=ACが保証されている場合は月次原価比例法を利用します。
※最終的に、BAC≒AC合計となった場合は、BAC=AC合計になるようにBACを修正します。
月次原価比例法の場合、日次EVMは行わず、下記のとおり月次EVMだけで管理することが可能です。
・月次PV:日次PVの管理はせず、マクロなレベルだけで計画を見積もります。
・月次EV:原則、月次ACと等しくなります。
・月次AC:財務部門より取得します。
・月次EAC:月次EVMや各種定性情報より予測します。
(2)日次進捗管理による進行基準(通常の進行基準)
日次EVMを行い、下記のとおりタスク毎に進捗区分を設定し、タスク毎に進捗管理します。
| 進捗率 | EVを%で管理
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| 進捗時間 | EVを時間で管理
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| 日次原価比例法 | EV=AC
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| 日次計画比例法 | EV=PV
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※月次原価比例法と日次原価比例法
月次原価比例法:フェーズ全体でEV=ACの場合、フェーズの進捗区分を"原価比例"とします。
日次原価比例法:あるタスクだけがEV=ACの場合、タスクの進捗区分を"原価比例"とします。
+(2-1)スケジュール作成とアサイン
月次スケジュール
フェーズアサイン画面で、リソース月次スケジュール(上部)とフェーズスケジュール(下部)を作成し、
リソースとフェーズを月単位でアサインします。
アサイン後、月次スケジュールから日次スケジュールを自動作成します。

日次スケジュール
タスクアサイン画面で、リソース日次スケジュール(上部)とタスクスケジュール(下部)を作成し、
リソースとタスクを日単位でアサインします。
+(2-2)実績入力・エクセル取込
日次一覧画面
日単位の作業時間(AC)・進捗時間(EV)を手入力またはエクセルから取り込みます。

進捗時間の設定方法
進捗時間は、タスクごとの進捗区分に応じて下記のとおり算出されます。
| 進捗率 |
進捗時間=進捗率×BAC |
進捗率を日次一覧画面で入力し、進捗率から進捗時間が自動算出されます。 EV(進捗率)の合計が最終的に100%になるようにEV(進捗率)を入力します。 |
| 進捗時間
| 進捗時間=画面入力
| 進捗時間を日次一覧画面で入力します。 EV工数(進捗時間)の合計が最終的にBACになるように入力します。
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| 計画比例
| 進捗時間=PV(計画時間)
| PVを日次一覧画面で入力し、PVから進捗時間が自動算出されます。 任意の基準日で、必ずEV=PVとなり、SPI=EV/PV=1となります。
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| 原価比例
| 進捗時間=AC(実績時間)
| ACを日次一覧画面で入力し、ACから進捗時間が自動算出されます。
任意の基準日で、必ずEV=ACとなり、CPI=EV/AC=1となります。
EV金額=AC金額とするためには、実績係数=想定係数とします。
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| マイルストーン
| 進捗時間=0
| タスクの開始日・終了日だけに意味があり、EVM管理しないタスクです。
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いずれの場合も、最終的にBAC=EV工数合計となります。
ただし、原価比例の場合、運用上でBAC=AC合計となることを前提にします。
※ここでの原価比例とは、月次原価比例法ではなく、日次原価比例法を指します。
+(2-3)EVM分析
月単位のEVMと日単位のEVMを必要に応じて同期させ、EVM分析を行います。
PV,AC,EVを月次と日次で必ず同期させる必要はありません。あくまでも必要に応じて同期させます。
月次EVMと日次EVMの同期

■想定係数とは
工数と金額の間の単価ギャップを吸収するための月単価・時間単価に対するコンティンジェンシー予備係数です。
実際、リソース更新画面で、実績係数を参考に残業時間、割増単価などによるコスト増などの変動幅を設定します。
(計算式)
月次PV金額=月次PV工数×月単価×想定係数
日次PV金額=日次PV工数×時間単価×想定係数
日次EV金額=日次EV工数×時間単価×想定係数
■実績係数とは
日次AC金額を月次AC金額(支払金額)と一致させるための時間単価に対する調整係数です。
実際、リソース更新画面で、実績比(月次AC金額÷日次AC金額)を利用して、実績係数を設定します。
これにより、
給与計算などの複雑な単価計算を行わなくても財務上のコストとプロジェクト上のコストを一致できます。
(計算式)
日次AC金額=日次AC工数×時間単価×実績係数
※(日次AC工数×時間単価)を日次AC金額(係数非加味)と呼びます。
日次EVM分析:タスクごとのEVM表示
月次EVM分析:フェーズごとのEVM表示

月次EVMグラフ分析:1つのフェーズのEVM推移

+(2-4)工事進行基準のための損益算出
工事進行基準のための指標設定

※この画面で下記の2つの進行基準のための指標を設定します。
時点受注=(受注×金額進捗)÷100
時点損益=(受注×金額進捗)÷100−配賦込コスト
工事進行基準(フェーズ一覧)
間接コストを配賦し、下記のとおり工事進行基準の指標を算出し、基準日における収益・損益を算出します。

※当期分の売上・原価・損益の算出
下記のとおり累計洗替方式で算出します。
当期売上=当期累計売上(時点受注)−前期累計売上(時点受注)
当期原価=当期累計原価(配賦込コスト)−前期累計原価(配賦込コスト)
当期損益=当期累計損益(時点損益)−前期累計損益(時点損益)=当期売上−当期原価
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